ライブ後の違和感もあって、ひさっしぶりに椿屋オフィBBSを覗いてみた。
ライブの感想より、新譜の反応が予想以上でした。
けっこうみんな言いたいこと、言うのね。
例えば、バンドさんがアルバムのリリースを重ねることが全て「成長」や「進化」に繋がるとは思わない。
そのバンドらしい音を鳴らし続けることによって、「ワンパターン」と評価されてしまう現実もある。逆に「らしさ」が感じられないと、初期の音に惹かれたひとが「違うかも」と思うのもごく自然なこと。
2ndが1stを、4thが2ndを超える必要は必ずしも無い。
この場合の「超える」っていう表現もどうかと思いますが(苦笑)
多くのバンドさんは前作より上を目指して発信してる気持ちもくんだ上で、あえて言わせて。
例えば、わたしはマイケルジャクソンの「スリラー」は名盤だと思うし、リアルタイムで聴けた自分は幸せだ。しかし、この先マイケルジャクソンを聴いてみよう、って思うひとが出会うアルバムが「スリラー」とは限らないし、仮に「スリラー」であっても何の感動も得られないかもしれない。ひょっとしたら安易にBESTを選んで、「いい曲ね」で終わっちゃうなんてね。
リスナーの趣向と、音源とタイミング。
たくさんの偶然が重なって出会える「愛すべき特別な音楽」は、新しいもの限定じゃないですもの。
わたしは、椿屋のCDでは「椿屋四重奏」がいちばん好きだ。イマはね。