訳詞なんてイラナイ!

mink-oil45g2006-06-05

BUMP藤君のマイケル好きは有名ですが、わたしも自身の音楽遍歴にマイケルが外せないひとりです。
今となっては何千万枚売ったん?っていうお化けALBUM
「スリラー」
このアルバムの凄さを言葉で表すのは難しいな。
アルバムタイトルにもなった「スリラー」は、当時MTV全盛期もあって
マイケルたちのダンスシーン以外にも、そのドラマ的な構成やオチありの展開が衝撃的でたくさんの賞を獲っています。
わたしはこの時代、マイケル以外にもファミリーでは
ジャーメイン・ジャクソンとか
ラトーヤ・ジャクソンなんかも好きでよく聴いてました。
(楽曲限定ではありますが)

よくALBUMを総して
「捨て曲ナシ」なんて言うけど
「スリラー」に関して言えば…
それはもう

てっぺんに近いんじゃないでしょうか?☆(キラーン)

わたしは彼のダンスを見て「すごいなー」と思います。
でもこのALBUMに収録されてる楽曲は
自分の持ってるたくさんの感情を
こっちのおかまいなしにガンガン引き出してしまう。
例えば
1曲目「スタート・サムシング」はこのビートでヤられて
一気に攻めの態勢に入っちゃう、出来ないことんなんか無いんじゃ?なんて錯覚が起き兼ねない(笑)
2曲目「ベイビー・イン・マイン」
大好きだったひととの叶えられなかった気持ちが甦って、当時の思い出に引き戻されてしまい。
3曲目「ガールズ・イズ・マイン」で
2曲得で引きずってしまった、甘くセツナイ思い出に浸って。
4曲目「スリラー」
この「ギーィ」ていうドアの効果音で、浸っていた思い出から お前の現在はこうだろ!?ってな感じになってねぇ。
なんだか「人生コワイもんだよ、誰もが羊の皮を被って悪魔の一面を隠してるんだ」なんて感じに聴こえて不安になる。
5曲目「ビートイット」で
やっとマイケルの姿が見えるんだ。ああ、これはマイケルがいちばん歌いたかったうたじゃないかな?なんて。
ここで初めて、客観的に「マイケル」を見れる感じがします。
6曲目「ビリージーン」
マドンナの「パパ・ドント・プリーチ」と同じショック!
どうやっても
「ぼくの子じゃない」とか言ってませんかぁー?
7曲目からは一番好きな展開で。
ここからラストへ向けた楽曲バランスと、その曲たちがリスナーに与える開放感や安心感、ビート感はこのアルバムのキモといってもいいくらい。
わたしは「P・Y・T」がめっちゃ好き。
そしてラスト曲
「レディ・イン・マイ・ライフ」で
きっちり感傷に浸らせてくれるんだよね。

音楽シーンは違う現在だけど、
わたしがハッキリ言えるのは
このALBUMが自分の生きてきた時代なんて軽く飛び越えてしまうってこと。

国境すら越え、これだけたくさんの聴者を虜にするには
響く理由が必ずあるんだな。

たくさんの音楽にありがとうって思って生きているけど、
「スリラー」はわたしにとって完璧に別格で。
聴いたことのないひとには、ぜひレンタルでもいいから御一聴願いたい。