悲しみにおぼれてしまう その前に

サヨナラがいっぱい
哀しみの碧
かさぶたを引っ掻くから、いつまでも癒えないその傷痕。

このまま
何処へ流れていく?


多分、最終地点なんかどうでもよくて。


このALBUMが、
きちんと発売された事実が 心から嬉しい。


初期音源から、彼等の音楽に触れてきて
どっぷりsyrup浸けになった人なら、
いつも多くの葛藤の中にがっちゃんが居た事を多分妄想してきて。

ああ、これもわたしの勝手な想像なのかな。

一筋の光が見える楽曲はあっても、眩しい太陽を浴びている様な曲は
存在していた気がしない。

見ないふりをしている。
自分のなかに、それを見つけてしまうと たまらなく孤独になったり
自己嫌悪に陥ったりするから。

メジャーにいってからの音源は、そこまでヘビーではなかったかもしれないけど。

やっぱりわたしの中で
syrupは特別な位置にいる。
安易に人に薦めないし
出逢うべくして、運命的に手にした方が
お互いが惹かれ合った感じでいい。


多くの人が
出逢うべくして、syrup16gを手に取る事があって欲しい。
彼等の音楽に、シンクロしてしまう人達の
一人でも多くのリスナーに届いて欲しい。


ラストライブは
行ける可能性が限りなく薄い。

でも、北海道の初上陸からこっちのライブは全て見て来れた事が
とても幸運だったと思う。

まだ幕は引かれてないけど言わせて。

お疲れさま。
また逢いましょう。