もういいって。

*この1日の空白が気持ち悪いんで、書くことにした。
4月4日は、死にかけた記念日だ。
あれは忘れもしない平成4年4月4日。そう、4並びの不吉な日。
「吐き気はするけど、吐けない。お腹も痛い。具合悪くても辛くて横になれない」
勿論食欲もナシ、その日はTV洋画で『ダイハード』やってて、見たくても見れない。
そして救急車で救急指定病院へ。
多分色々検査したはずなんだ、こっちは朦朧としてて憶えてない。
しかし病名が判らぬまま、とりあえず入院することになった。
深夜痛みで眠れず、痛み止めを要望してみるがモルヒネの投与は一定量が決められているようで、すこし様子をみないとダメとのこと。
知らない病院の大部屋で、ほとんど眠れぬまま一夜を過ごし翌朝。
一旦痛みも和ぎ思ったより平気か?もしかして明日退院出来るような空気のなか
月曜の朝緊急オペ決定が告げられた。
「盲腸」らしい。
手術中は局部麻酔だから全部憶えている。
素裸になって背中にヒヤっとする液を塗られて注射された。
開腹し、医者が腹に手を入れまさぐりながら、「あるべきところに無い」って言いやがった。
「ええー?なんだよ?それ?」
周りの看護婦は走りまわってるし、通常20分余りで終わるオペが既に1時間経過。
そのうち内臓が引っ張られる感覚が戻ってきて、「麻酔きれてませんか?」って訊いたもん。
点滴やら注射やらを追加され、それでも「痛い?」感覚があって「いたーい!涙」って言ってたと思う。
結局腹膜炎でオペ2時間ちょっと、ドレーン6本、退院まで3週間半。
あくまで「休日指定病院」だからね、外科がダメなとこだったんかな。
術後の傷跡と比例する「医者への不信感」が残ります。

盲腸は遺伝的要素が高いです、家族に盲腸経験者あれば
いい外科にかかっておきましょう。