CHEMISTRY 『空の奇跡』
スマッシュヒットを飛ばした『約束の場所』で、思わぬケチがついてからの
初リリース。
前作でも思ったけど、ケミストリーはこういうミディアムテンポの
POPナンバーは秀逸ですね。
メジャーコードに、前向きな歌詞
覚え易くて思わず口ずさむサビメロ。
安定した彼等のvocalは、ユニゾンすらハーモニーになりえる逸材であって
その才能がリスナーにダイレクトに響く快作ではないでしょうか?
ケミもセルフプロデュースでALBUMをリリースした頃から
実売が伸び悩んだ時期もありました。
そこを克服して、こういう楽曲を発信できるか?っていうのは
かなりキモですよね。


やっぱバンドでもアーティストでも
リスナーの求めるカラーと、自己のチカラをフルで発揮出来る楽曲の色が
合致してこないと実績には繋がらない。
ワンパターンであっても飽きられる
かといって、新しいものを発信しても
「昔はよかったのに」なんてこともしばしば。


これは音楽だけの世界に留まらないことなんですよね。
たくさんの仕事の先には、かわっていく世界で生きるひとたちがいます。
また、そんな世界でも
変わらずに評価される芸術もあったり。

うまく言えないけど
人間みんな、自分の方向や行動に信じるものって不可欠であって。
それがお金を生むかどうかより
もっと大切なんだって、
人から綺麗事だって後ろ指を指されても
信じられる自分でいたいっす。